INTERVIEW REVIEW

個別面談 1件目 振り返りと次回への申し送り

信頼されるネイリスト講座
作成日
2026年7月17日
対象面談
2026年7月17日 13:58〜 高橋様(78分・ZOOM)
作成
株式会社ビズム
01
結論
Summary

今回の面談は、講座のご案内に入る前に終了しました。ただし相手が講座に向かない方だったからではありません。高橋様は面談の冒頭で、講座が解決できる悩みをご自身の言葉で明確に話されています。その後の展開で、講座では扱わない領域(新規集客)が結論として置かれたため、講座の話につながらないまま終わりました。

次回7月21日の面談で変えるべきは3点です。面談冒頭のフレーミングお客様が「できていない」と言った箇所への対応面談の締め方(講座のご案内と特典のお渡し)です。詳細は05章に記載しています。

至急のご確認:動画内でお約束している「面談特典5つ」が、今回の面談ではお渡し・ご案内ともにされていません。お約束の未履行にあたるため、7月21日の面談前に高橋様へお送りいただくことを推奨します。
02
面談相手の状況
Client Profile
項目内容
就業形態まつげサロン併設店での業務委託(歩合制)。ネイル担当は本人1名のみ
エリア八王子(駅近)
経験ネイル歴5〜6年。検定は未取得(スクール未経験・働きながら習得)
施術数1日3〜5名(ハンド・フット両方)
単価主力は持ち込みデザイン9,900円〜。客単価1万円前後。所要2時間半
客層20代後半〜30代前半が中心(学生はほぼなし)
集客店舗のホットペッパーのみ(まつげと同一ページ・まつげが約2倍)
新規数月10名に満たない
顧客基盤固定客が中心。前店から継続の方も約2割
独立意向なし(「今の状態が一番自分の中ではベスト」)
03
面談で起きたこと
What Happened

申込理由は、講座のど真ん中だった

面談開始5分の時点で、高橋様は申込理由をこう話されています。

「一定の予約はやっぱりあるんですけど、どうしても時期によって入れ替わりがあったりとか。そうした中で、できるだけ安定して頼っていただくには、もっとできることがあるかなと思って」
「入れ替わった時とかに、新しく入っていただいた方に、いかにどうやって継続していただくか」(4分18秒〜5分42秒)

これは「新しく来た方をリピートにつなげたい」という悩みであり、講座が扱う領域そのものです。入口の時点で、講座の話につなげる材料は揃っていました。

お客様は「学びたい」と5回言っている

面談を通して、高橋様は技術・接客の不足をご自身から繰り返し話されています。

「見てもらう機会っていうのがないので、一人でやってると特に」→「だからどんどん正解がわからなくなってくる」(43分20秒)
「スカルプとかはちょろっと教えてもらって、補強とかする程度。それがちゃんと補強になってるのか」(44分07秒)
「セミナーとか見てるんですけど、参加できるのがないかなみたいな。スクールとかも行ったことないし、検定を受けたことないから、行きづらいというか、行ってもいいものなのか」(44分38秒)
「いろいろ考えすぎて、逆に喋れないみたいなこともあって。これ聞かれたら嫌かなとか」(37分30秒)
新田様「もともと接客が苦手なの?」→ 高橋様「はい」(39分57秒)

「一人だから正解がわからない」「スクールに行ったことがないから学びの場に行きづらい」は、月10名の完全個別サポートが正面から解ける悩みです。フォルムやスカルプについては、新田様ご自身も「ここは確かに学ばないと分からないかもしれないです」(49分53秒)とお話しされています。

技術の不安を、こちらから打ち消してしまった

「技術とかも、ぶっちゃけ、動画もいろいろ見てもらったと思うんですけど、だいぶできてるんじゃないですかなって思っちゃいました」(66分06秒)

お客様が繰り返し訴えていた不安を、売り手側から否定した形になりました。この直後から話題は新規集客に移り、「ホットペッパーの営業マンに頼らない方がいい」「もっと自分フル回転しても良さそう」という、講座では扱わない領域の助言で終わっています。

着地点が、講座の外に置かれた

「一番の悩みって、その枠を埋めるっていうところ。固定のお客様以外を増やすっていうことが今の課題なんですよね、きっと」(62分04秒)

新規集客が課題だという診断そのものは、状況を踏まえれば妥当だと考えます。ただし講座がお伝えするのは技術・接客・信頼の型であり、新規集客の手法ではありません。講座で解決できない課題を「一番の課題」として結論に置いたため、講座の話につながる余地がなくなりました。

お客様の方から聞いてきたが、後日送りになった

高橋様「そのセミナーのこととか、やってらっしゃるよとかは、ぜひ何か教えて」(76分19秒)
新田様「有料コースもオンラインにはなってきてしまうんですけども、またその話は別でご案内とかってさせてもらっても平気であれば」(76分31秒〜)

最も関心が高まった瞬間に、ご案内が後日メールに持ち越されました。LINE・メールアドレス・電話番号をお預かりして面談は終了しています。

78分の面談を通して「講座」に触れたのは冒頭の1回(2分06秒「有料の講座とかもやってるので」)のみです。リピート率90%超・全日本ネイリスト選手権・日本ネイリスト協会本部認定講師・月10名限定・受講内容・価格は、いずれも一度も出ていません。
04
講座のご案内に至らなかった理由
Analysis

構造として3つの段階で、それぞれ流れが変わっています。

段階今回起きたこと影響
入口(冒頭2分) 「今日は情報を優先にお聞かせいただきたい」と宣言。自己紹介は「ネイル歴20年くらい」のみで、実績には触れず お客様が「取材に協力する側」の姿勢になり、相談する側に入らなかった。動画で伝えた実績・権威が面談で継承されなかった
中盤(40〜66分) 技術・接客の不安が5回出たが深掘りせず、「技術はだいぶできている」と否定。話題を新規集客へ移した 講座につながる悩みが、その都度打ち消された。着地点が講座の対象外の領域になった
出口(66〜78分) 講座の説明なし。特典5つの案内なし。お客様から質問が出た後も後日メールに持ち越し 関心が最も高い瞬間を逃した。判断材料がないまま面談が終了した
動画では「60分かけてあなたの状況をしっかり診断します」「今すぐ改善できるポイントを具体的にお伝えします」「あなた専用の成長ロードマップを一緒に考えます」とお伝えしています。面談の入口と出口を、この約束に合わせる必要があります。なお面談の進め方について具体的な設計をお渡しできていなかった点は、当社側の課題と認識しています。次回に向けて05章の形で整理しました。
05
次回(7月21日)で変える3点
Action for Next Session

1. 冒頭2分を変える

「情報を聞かせていただくのが優先」は言わない。代わりに、実績提示とアジェンダ提示を行う。

お伝えする内容:
・神奈川でサロンを運営し、リピート率は90%を超えていること
・全日本ネイリスト選手権での受賞、日本ネイリスト協会の本部認定講師として技術指導・検定試験官も務めていること
・今日の60分は、現状をうかがった上で「リピートされない本当の原因」を一緒に明確にする時間であること
・最後に、今日から変えられるポイントをお伝えすること。必要があれば講座のご案内もすること(無理な勧誘はしないこと)

最後の一文まで冒頭で伝えておくと、終盤に講座の話をしても唐突になりません。動画で「無理な勧誘は一切しません」とお伝えしているので、案内すること自体は約束と矛盾しません。「案内はする、決めるのはお客様」という線引きです。

2. 「できていない」と言われたら、絶対に否定しない

今回の「技術はだいぶできている」のような承認は、お客様を安心させる一方で、学ぶ理由を消します。承認するなら、次の形にします。

避けたい言い方推奨する言い方
「技術はだいぶできてると思いますよ」 「ここまで独学でやってこられた土台があるので、あとはフォルムとスカルプを一度きちんと押さえれば、確実に変わります」
「今の心構えで十分いけます」 「お客様への向き合い方は本当に素晴らしいです。だからこそ、そこに型が加わるともっと伝わるようになります」

お客様が「できていない」と言った箇所は、そのまま深掘りします。「一人だと正解がわからない」「学びの場に行きづらい」といった言葉が出たら、それは講座が解決する対象です。話題を変えずに、そこに留まります。

3. 出口で必ず講座をご案内し、特典をお渡しする

残り15分の使い方を固定します。

お客様が自分から質問してきた時が、最も関心が高い瞬間です。今回の「セミナーのこととかぜひ教えて」(76分19秒)は、その場で答えるべき合図でした。後日メールに回すと、この温度は戻りません。

課題設定の考え方(今回の分かれ道)

新規集客の悩みが出た場合、講座の外の話として終わらせず、講座の領域につなげる橋があります。高橋様ご自身が冒頭で「新しく入っていただいた方に、いかに継続していただくか」と話されていた通りです。

接続の例:「新規を増やすことは確かに必要です。ただ、新規が来ても2回目につながらないと、また同じところに戻ってしまいます。今の固定のお客様は続いているので、あとは新しい方が最初の1回で『またこの人にお願いしたい』と思う形をつくれるかどうかです。そこは技術と接客の型の話なので、私がお伝えできる領域です」

新規集客そのもの(ホットペッパー運用等)は講座の範囲外です。範囲外であることは正直に伝えた上で、講座で解ける部分に焦点を戻すのが自然な流れだと考えます。

06
今回のリードから見えたこと
Findings

動画は申込の決め手になっていない

新田様「その動画を見て申し込んでみようかなって思ったんですかね」→ 高橋様「そう、動画を見る前から申し込もうかなっていう」(8分52秒)
新田様「動画の中で一番気になったこと」→ 高橋様「動画見たのがちょっと前だったんで、もう忘れてます」(9分14秒)

広告またはLPの時点で申し込む意思が固まっており、動画は判断材料になっていませんでした。1件のみの結果なので、7月21日の面談でも同じ質問を確認したいところです。

想定と異なる層が申し込んでいる可能性

高橋様は、当初想定していた層(独立直後でリピートに悩む方/独立準備中の方)のいずれとも異なります。リピートは取れており、独立意向はなく、SNS集客もしていません。「委託で働き、固定客はいるが新規が細っている」という別の層です。

この層でも講座の中身(技術・接客の型)へのニーズは明確にありました。したがって講座が合わないのではなく、集客時に打ち出しているお悩み(リピートされない)と、実際に申し込む方のお悩みが少しずれている可能性があります。7月21日の面談で同じ傾向が出るようであれば、広告・LPの訴求を見直す判断材料とします。

7月21日の面談でご確認いただきたいこと:(1) 申込を決めたきっかけ(動画の前か後か) (2) 動画で印象に残った箇所 (3) 現在の就業形態と、リピート・新規のどちらに悩んでいるか。この3点があると、広告とLPの精度を上げられます。
07
補足
Notes